当社では所有のオイルフリー圧縮機の貸出に関しまして以下のことを実行しています。
- 出荷時 昇圧運転、乾燥運転の後出荷(社内試運転)
昇圧運転時、電流値の計測(0.1~0.7MPa 機械ごとの品質チェック)
ここで社内基準に外れれば出荷見合わせ
圧縮空気の温度計測 異常があれば原因追及(一段、二段)
オイル量、油温計測 不足があれば全量交換または継ぎ足しにて対応
インタークーラー水分離器の確認 アフタークーラー分離水分の正常排出の確認
オイルフィルター、エアフィルターの確認
その他各部点検 を行います。
ほぼ全数上記様の点検後出荷いたします。
※特にオイルフリー機械は 通常、ユーザー様所有がほとんどですので、一度設置し毎日ご使用されるならば日常点検にて簡単に済ますことができますが、当社業態のように 不特定多数のお客様にお貸出しし、又御返却いただき、整備施し再度出荷するというようなことを繰り返し行っておりますが、上記1の状態でのお貸出しであれば、到着後昇圧試運転を行い、もし機械が正常運転されなければ、運送中に何らかのミスがあり機械を棄損したとも考えられますので、当社運送担当にも又出入り業者様にも、運送上の注意を喚起しております。(エビデンスの担保を確実に実行する) - 納入時 昇圧運転、返却時 乾燥運転を行います。
又、その設置場所のレベル出しをできるだけ念入りに行います。
返却時使用者様側に問題がなかった事を証明。その後返却していただきます。 - 当社返却後 再度昇圧運転及び乾燥運転を行い正常確認後 保管
以上のようなルーチンワークで機械の貸出 返却 保管業務を行います。
オイルフリー圧縮機は非常に微妙な機械でありますため、細心の注意を払いながら整備を実行しております。特に発錆要因となります水分には特に注意を怠りません。ご使用者様に万全を期して代替でお使いいただけますよう細心の注意と努力を怠りません。又、貸出期間中に長期停止時があります時は(1週間以上)、当社まで必ずご一報お願い申し上げます。故障原因の一因となりますため対処方法をご相談申し上げたいと考えます。(季節により違いあり)