



コンプレッサーにおけるインバータとは?
インバータとは、「運転周波数を制御することが可能な装置」です。
インバータ非搭載の場合
インバータが搭載されていない一般的なコンプレッサーは、東日本は50Hz、西日本は60Hzに合わせた一定のモーター回転数でロード(圧縮空気を作る)とアンロード(待機状態)を
設定された圧力の幅で繰り返します。
設定された上限の圧力(制御圧力)に達すると、アンロード状態となり、下限の圧力(復帰圧力)になると再びロード状態になります。
そのため、低負荷の状態では、ロードアンロードを繰り返すため、電力の損失が大きくなる点と、地域ごとに異なる周波数に合わせた機種選定が必要になる点に注意が必要です。
一方、連続的な高負荷の状態での使用には向いています。
インバータ非搭載機のPOINT
- 地域ごとに機種選定が必要
- 低負荷状態では、電力の損失が大きい
- 連続的な高負荷状態での使用向き
インバータ搭載の場合
インバータが搭載されているコンプレッサーは、設定された圧力に近づくように周波数を変化させモーターの回転速度を制御します。
よって、ロードとアンロードを繰り返す一般的なコンプレッサーと比較して、電力の損失が少なく、省エネ効果を期待できます。
また、地域の制限がなく機種の選定が可能で、負荷変動の大きな状態での使用に向いています。
インバータ搭載機のPOINT
- 地域の制限なし!
- 電力の損失が少なく、省エネ効果が期待できる!
- 負荷変動の大きな状態での使用向き
複数台のコンプレッサーが稼働している工場などでは
台数制御盤などを使用して、インバータ機を優先的に制御することにより
効率的かつ高い省エネ効果を実現できます。
台数制御盤などを使用して、インバータ機を優先的に制御することにより
効率的かつ高い省エネ効果を実現できます。